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傷病手当金の支給日はいつ?初回・2回目以降の振込時期と早くもらうコツ

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病気やケガで仕事を休むことになったとき、「傷病手当金はいつ振り込まれるのか」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。

本記事では、協会けんぽ・健康保険組合それぞれの支給日の目安から、初回申請が遅れる理由、早く受給するためのコツまで詳しく解説します。

目次

傷病手当金の支給日はいつ?振込までの目安

病気やケガで仕事を休むことになった際、気になるのが「傷病手当金はいつ振り込まれるのか」という点ではないでしょうか。傷病手当金の支給日は、加入している健康保険の種類によって異なります。

一般的に、申請書類に不備がなければ申請から2週間〜1ヶ月程度で振り込まれるケースが多いですが、初回申請では審査に時間がかかることもあります。ここでは、協会けんぽと健康保険組合それぞれの支給日の目安と、振込日が土日祝日に重なった場合の取り扱いについて解説します。

協会けんぽは申請から約10営業日が目安

全国健康保険協会(協会けんぽ)では、傷病手当金の支給について「受付から10営業日以内」というサービススタンダードを設けています。つまり、書類に不備がなければ、協会けんぽに申請書が届いてから約2週間前後で振り込まれる計算です。

ただし、以下のような場合は審査に時間がかかり、振込が遅れることがあります。

  • 申請書類に記入漏れや不備がある場合
  • 初回申請で資格確認が必要な場合
  • 傷病の内容について追加確認が必要な場合

書類に不備があると一度返却され、再提出後にまた10営業日かかるため、最悪の場合は1ヶ月以上かかることもあります。スムーズに受給するためには、申請前に書類の記入漏れがないか十分に確認することが大切です。

健康保険組合は組合ごとに支給日が異なる

大企業や特定の業種に勤めている方が加入する健康保険組合の場合、支給日のルールは組合ごとに異なります。協会けんぽのように「受付から10営業日」という統一基準がないため、事前に自分が加入している健康保険組合に確認することが重要です。

多くの健康保険組合では、毎月10日・20日・末日のいずれかを支給日として設定しています。たとえば、東京都情報サービス産業健康保険組合(TJK)や関東ITソフトウェア健康保険組合(ITS)では、この3つの日程のいずれかで振込が行われます。

また、東京都職員共済組合のように「毎月5日までに受付・決定したものは当月25日、毎月20日までに受付・決定したものは翌月10日」といった独自のスケジュールを設けている組合もあります。

健康保険組合の場合、審査完了後すぐに振り込まれるわけではなく、次の支給日まで待つ必要があるケースが多いです。そのため、協会けんぽよりも振込までに時間がかかる場合があることを理解しておきましょう。正確な支給日を知りたい場合は、保険証に記載されている健康保険組合に直接問い合わせることをおすすめします。

土日祝日は前営業日に振り込まれる

傷病手当金の振込日が土日祝日と重なった場合、多くの健康保険組合や協会けんぽでは前営業日に振り込まれます。

たとえば、支給日が2月15日で、その日が日曜日の場合は、前営業日である2月13日(金曜日)に振り込まれるのが一般的です。同様に、振込日が祝日と重なった場合も前営業日に繰り上げとなります。

年末年始やゴールデンウィークなどの長期連休前は、通常より早めに支給されるケースもあります。一方で、連休前は申請が集中しやすく、審査自体が遅れる可能性もあるため注意が必要です。

傷病手当金の初回支給日が遅れる3つの理由

傷病手当金は申請すればすぐに振り込まれるわけではなく、特に初回申請では2週間〜1ヶ月程度、場合によってはそれ以上かかることがあります。2回目以降の申請と比べて初回の支給が遅れやすいのには、明確な理由があります。

ここでは、初回支給日が遅れる主な3つの原因を解説します。あらかじめ遅延の原因を把握しておくことで、スムーズな申請につなげましょう。

資格確認や加入条件の審査に時間がかかる

初回申請では、協会けんぽや健康保険組合が「この人は本当に傷病手当金を受け取る資格があるか」を慎重に確認します。2回目以降の申請では省略される審査項目が多いため、どうしても初回は時間がかかりやすいのです。

具体的には、以下のような点がチェックされます。

  • 健康保険の被保険者資格があるか
  • 待期期間(連続3日間の休業)を満たしているか
  • 業務外の病気・ケガによる療養であるか
  • 休業中に給与が支払われていないか

特に「業務外の傷病かどうか」の判断は慎重に行われます。業務中や通勤途中のケガであれば労災保険の対象となり、傷病手当金は支給されないためです。申請内容に疑義がある場合、追加の確認作業が発生し、審査がさらに長引くこともあります。

また、支給開始日以前の12ヶ月間に転職している場合や、健康保険の記号番号が変更になっている場合は、追加書類の提出が求められます。このような特殊なケースでは、通常よりも審査に時間がかかることを想定しておきましょう。

申請書類の不備で差し戻しが発生する

傷病手当金の振込が遅れる原因として最も多いのが、申請書類の不備による差し戻しです。書類に記入漏れや誤りがあると、協会けんぽや健康保険組合から返却され、修正後に再提出する必要があります。

再提出後は改めて審査が行われるため、協会けんぽの場合は再度10営業日程度かかります。つまり、1回の不備で2〜3週間以上振込が遅れる可能性があるのです。

よくある書類不備の例は以下のとおりです。

  • 振込先口座の記入漏れや誤り
  • 申請期間の記載ミス
  • 押印漏れ
  • 医師の証明期間と申請期間の不一致
  • 事業主証明欄の記入漏れ

傷病手当金支給申請書は、本人記入欄だけでなく、医師が記入する「療養担当者記入欄」と会社が記入する「事業主記入欄」があり、それぞれの記載内容が整合している必要があります。たとえば、医師が証明した労務不能期間と、申請書に記載した申請期間がずれていると不備として返却されます。

書類を提出する前に、すべての記入欄が埋まっているか、日付や期間に矛盾がないかを必ず確認しましょう。不安な場合は、会社の担当者や協会けんぽの窓口に事前に相談することで、差し戻しを防げます。

医師・事業主の記入欄の作成に時間を要する

傷病手当金支給申請書は、本人だけでは完成させることができません。医師による「療養担当者記入欄」と、勤務先による「事業主記入欄」の記載が必須です。この2つの記入に時間がかかることで、申請自体が遅れるケースが少なくありません。

医師への証明依頼では、診察時に直接お願いするのが一般的ですが、病院によっては証明書の発行に1〜2週間程度かかることもあります。また、療養期間中に転院した場合は、それぞれの病院で証明をもらう必要があり、さらに時間がかかります。

事業主記入欄については、会社の総務・人事担当者が記入します。ここには休業期間中の出勤状況や給与の支払い状況を記載するため、給与締め日を過ぎてからでないと正確な情報を記入できません。大企業では社内の承認フローに時間がかかることもあり、会社側の手続きで1〜2週間かかるケースもあります。

初回申請をスムーズに進めるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 医師への証明依頼は、申請対象期間が終わったらすぐに行う
  • 会社には早めに傷病手当金を申請する旨を伝えておく
  • 給与締め日のスケジュールを確認し、事業主証明の依頼タイミングを把握する

休業を開始したらできるだけ早く準備を始め、関係者への依頼を前倒しで行うことで、初回支給までの期間を短縮できます。

傷病手当金の2回目以降の支給日と申請サイクル

傷病手当金は一度申請すれば自動的に継続して振り込まれるわけではなく、毎回申請手続きが必要です。ただし、初回申請に比べて2回目以降は審査がスムーズに進むため、振込までの期間も短縮される傾向にあります。

ここでは、2回目以降の支給日の目安と、効率的に受給するための申請サイクルについて解説します。療養中の生活費を安定して確保するために、適切な申請タイミングを把握しておきましょう。

2回目以降は約2週間で支給される

2回目以降の傷病手当金申請では、初回のような詳細な資格確認が省略されるため、審査期間が短くなります。協会けんぽの場合、書類に不備がなければ申請から約2週間程度で振り込まれるのが一般的です。

初回申請では「被保険者資格の確認」「待期期間の成立確認」「傷病内容の審査」など、複数の項目を一から確認する必要がありました。しかし、2回目以降は同一の傷病で継続して休業していることを確認するだけで済むため、処理がスピーディーに進みます。

2回目以降の審査で主にチェックされるのは以下の点です。

  • 引き続き療養のために労務不能であるか
  • 休業期間中に給与が支払われていないか
  • 前回申請からの期間に矛盾がないか

ただし、2回目以降であっても書類に不備があれば差し戻しとなり、再提出後に改めて審査期間がかかります。初回よりも審査が簡易化されるとはいえ、記入漏れや日付の誤りがないよう注意が必要です。

また、療養中に症状が変化して傷病名が追加された場合や、転院した場合は、初回申請と同様に詳しい審査が行われることがあります。このようなケースでは、2回目以降でも振込まで時間がかかる可能性があることを覚えておきましょう。

1ヶ月ごとの申請がスムーズな受給のコツ

傷病手当金を安定して受給するためには、1ヶ月ごとに申請を行うのがおすすめです。協会けんぽも「給与の締切日ごとに1ヶ月単位で申請すること」を推奨しています。

1ヶ月ごとの申請が推奨される理由は主に3つあります。

1つ目は、事業主証明との整合性が取りやすい点です。傷病手当金支給申請書には、休業期間中の出勤状況や給与の支払い状況を会社に証明してもらう必要があります。給与計算は通常1ヶ月単位で行われるため、給与締め日に合わせて申請することで、正確な情報をスムーズに記入してもらえます。

2つ目は、生活費の確保がしやすくなる点です。療養中は収入が途絶えるため、傷病手当金が生活費の柱となります。1ヶ月ごとに申請すれば、毎月一定のタイミングで振込を受けられるため、家計の見通しが立てやすくなります。

3つ目は、申請漏れを防げる点です。傷病手当金の申請期限は、労務不能であった日の翌日から2年間と定められています。長期間まとめて申請しようとすると、うっかり期限を過ぎてしまうリスクがあります。1ヶ月ごとに申請する習慣をつけておけば、このようなミスを防げます。

毎月の申請サイクルを習慣化するには、「給与締め日の翌週に医師へ証明を依頼する」「月末までに会社へ事業主証明を依頼する」など、自分なりのスケジュールを決めておくとよいでしょう。

複数月まとめての申請は振込が遅れる原因に

傷病手当金は複数月分をまとめて申請することも可能ですが、振込が遅れる原因になりやすいため注意が必要です。

まとめて申請すると振込が遅れやすい理由は、審査項目が増えるためです。1ヶ月分の申請であれば確認する期間が短く済みますが、3ヶ月分や半年分をまとめて申請すると、その期間すべての出勤状況・給与支払い状況・療養内容を確認する必要があります。結果として、審査に時間がかかり、振込日が後ろ倒しになるのです。

また、複数月分の申請では書類の不備が発生しやすくなります。記入する情報量が増えるため、日付の誤りや期間の不整合といったミスが起こりやすく、差し戻しのリスクが高まります。一度差し戻しになると、修正・再提出後に改めて審査期間が必要となり、さらに振込が遅れる悪循環に陥ります。

復職後にまとめて申請しようと考える方もいますが、以下のデメリットがあります。

  • 振込までに1ヶ月以上かかることがある
  • 書類作成の負担が大きくなる
  • 医師への証明依頼を複数期間分まとめて行う必要がある
  • 時効(2年)を過ぎた期間は申請できなくなる

療養中の生活を安定させるためにも、傷病手当金は1ヶ月ごとにこまめに申請することを心がけましょう。どうしてもまとめて申請する場合は、書類の記入内容を入念にチェックし、不備がないことを確認してから提出することが大切です。

傷病手当金を早くもらうための5つのポイント

傷病手当金は療養中の生活を支える大切な収入源です。しかし、申請から振込までに時間がかかるため、「もっと早く受け取りたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

実は、申請の進め方を工夫するだけで、振込までの期間を短縮できる可能性があります。ここでは、傷病手当金をできるだけ早く受け取るために押さえておきたい5つのポイントを紹介します。

申請書類は記入漏れ・不備なく正確に記載する

傷病手当金の支給が遅れる最大の原因は、申請書類の不備による差し戻しです。書類に記入漏れや誤りがあると、協会けんぽや健康保険組合から返却され、修正後に再提出しなければなりません。再提出後は改めて審査が行われるため、1回の不備で2〜3週間以上振込が遅れることもあります。

特に注意したい記入ミスは以下のとおりです。

  • 振込先口座番号の誤り・記入漏れ
  • 申請期間の日付ミス
  • 被保険者証の記号・番号の誤り
  • 署名・押印の漏れ
  • 医師の証明期間と申請期間のずれ

傷病手当金支給申請書は、本人・医師・事業主の3者がそれぞれ記入する形式になっています。すべての欄が正しく埋まっているか、日付や期間に矛盾がないかを提出前に必ず確認しましょう。

不安な場合は、協会けんぽや健康保険組合の窓口に事前に相談するのも有効です。また、協会けんぽの公式サイトでは記入例が公開されているため、参考にしながら作成すると不備を防ぎやすくなります。

医師への証明依頼は診察後すぐに行う

傷病手当金支給申請書には、医師が記入する「療養担当者記入欄」があります。この欄には、傷病名や療養期間、労務不能と認めた期間などを医師に証明してもらう必要があります。

医師への証明依頼が遅れると、その分だけ申請書の完成が遅くなり、結果として振込も遅れます。申請対象期間が終了したら、できるだけ早く医師に証明を依頼しましょう。

医師への依頼をスムーズに進めるコツは以下のとおりです。

  • 診察時に申請書を持参し、その場で記入を依頼する
  • 証明書の発行に何日かかるか事前に確認する
  • 療養期間中に転院した場合は、各病院で証明をもらう必要があることを把握しておく

病院によっては、証明書の発行に1〜2週間程度かかることもあります。大きな病院では事務処理に時間がかかるケースもあるため、診察のタイミングで依頼するのがベストです。

なお、医師への証明依頼は申請期間が経過した後に行う必要があります。療養中の期間について「労務不能だった」ことを証明してもらうものなので、未来の日付については記入してもらえない点に注意しましょう。

会社への事業主証明は早めに依頼する

申請書の「事業主記入欄」には、休業期間中の出勤状況や給与の支払い状況を会社に証明してもらう必要があります。この事業主証明の取得に時間がかかり、申請が遅れるケースは少なくありません。

会社側では、給与計算が確定してから証明欄を記入するため、給与締め日を過ぎないと正確な情報を記載できません。さらに、大企業では社内の承認フローを経る必要があり、担当者の手元に届くまでに1〜2週間かかることもあります。

事業主証明をスムーズに取得するためのポイントは以下のとおりです。

  • 休業を開始したら、早めに会社の総務・人事担当者に傷病手当金を申請する旨を伝える
  • 給与締め日のスケジュールを確認し、いつ頃証明を依頼できるか把握する
  • 申請書の本人記入欄を先に完成させておき、会社にはすぐ記入できる状態で渡す

会社によっては、傷病手当金の申請手続きを代行してくれる場合もあります。事前に手続きの流れを確認し、必要な書類や情報を早めに準備しておくことで、会社側の処理もスムーズに進みます。

休業期間終了後すぐに申請書を提出する

傷病手当金は、申請対象となる休業期間が終了してから申請する「事後申請」が原則です。療養期間が終わったら、できるだけ早く申請書を提出することが、早期振込への近道となります。

申請書の提出が遅れるほど、振込日も後ろ倒しになります。特に健康保険組合の場合は、月に数回しか支給日が設定されていないケースが多いため、締切日を1日でも過ぎると次の支給日まで待たなければならないこともあります。

早期提出を実現するために、以下のスケジュール管理を意識しましょう。

  • 休業期間終了の1週間前から、医師・会社への証明依頼の準備を始める
  • 給与締め日の翌日には事業主証明を依頼できるよう、事前に調整しておく
  • 書類がすべてそろったら、郵送ではなく窓口に直接持参することも検討する

郵送で提出する場合は、届くまでに数日かかることを考慮しましょう。協会けんぽの各支部や健康保険組合の窓口に直接持参すれば、その日のうちに受付されるため、審査開始を早められます。

加入先の締切日・支給日スケジュールを確認する

傷病手当金の支給日は、加入している健康保険によって異なります。支給日のスケジュールをあらかじめ把握しておくことで、逆算して申請のタイミングを調整でき、無駄な待ち時間を減らせます。

協会けんぽの場合は、書類受付から10営業日以内の支給を目標としており、比較的柔軟なスケジュールで処理されます。一方、健康保険組合の場合は、毎月10日・20日・末日など、決まった日にしか振込を行わないケースが多いです。

たとえば、支給日が毎月20日の健康保険組合に加入している場合、19日に審査が完了しても振込は20日になります。しかし、21日に審査が完了した場合は、次の支給日である翌月10日まで待つ必要があります。

効率的に受給するために、以下の情報を事前に確認しておきましょう。

  • 加入先の支給日(10日・20日・末日など)
  • 申請書類の締切日(「○日までに届いた分は△日に支給」など)
  • 審査にかかる標準的な日数

これらの情報は、健康保険証に記載されている連絡先や、健康保険組合の公式サイトで確認できます。不明な点があれば、電話で直接問い合わせることで正確なスケジュールを把握できます。

支給日から逆算して申請タイミングを計画することで、傷病手当金をより早く受け取れるようになります。

傷病手当金の支給が遅いときの確認方法と対処法

傷病手当金の振込が遅いと感じたときは、焦らずに状況を確認することが大切です。

ここでは、支給が遅れているときの確認方法と、具体的な対処法を解説します。どこで手続きが止まっているのかを把握することで、適切な対応が取れるようになります。

申請状況を協会けんぽ・健康保険組合に問い合わせる

傷病手当金の振込が遅いと感じたら、まずは加入している協会けんぽや健康保険組合に直接問い合わせてみましょう。申請書類が届いているか、審査がどの段階にあるかを確認できます。

問い合わせの際は、以下の情報を手元に用意しておくとスムーズです。

  • 健康保険証の記号・番号
  • 申請書を提出した日付
  • 申請した期間(休業期間)
  • 申請方法(郵送・窓口持参・会社経由など)

協会けんぽの場合は、各都道府県の支部に電話で問い合わせることで、審査状況や振込予定日を教えてもらえます。健康保険組合によっては、マイページで審査状況を確認できるところもあります。

問い合わせの結果、以下のような状況が判明することがあります。

  • 書類がまだ届いていない
  • 書類に不備があり、返送手続き中
  • 審査中で、あと数日で完了予定
  • すでに振込手続きが完了している

書類が届いていない場合は、郵送事故の可能性や、会社経由で提出した場合は社内で止まっている可能性を疑いましょう。不備で返送されている場合は、届き次第すぐに修正して再提出することで、遅れを最小限に抑えられます。

問い合わせの際は感情的にならず、事実を簡潔に伝えることがポイントです。担当者も丁寧に対応してくれるため、落ち着いて状況を確認しましょう。

会社経由の場合は社内で書類が止まっていないか確認

傷病手当金の申請を会社経由で行っている場合、社内で書類が止まっていることが遅延の原因になっているケースがあります。協会けんぽや健康保険組合に問い合わせて「書類が届いていない」と言われた場合は、会社の担当者に確認してみましょう。

会社経由で申請する場合、一般的に以下のような流れで手続きが進みます。

  1. 本人が申請書の本人記入欄を作成
  2. 会社の担当者が事業主記入欄を作成
  3. 会社から協会けんぽ・健康保険組合へ提出

このどこかの段階で処理が滞っていると、申請自体が保険者に届いていない状態になります。特に大企業では、社内の承認フローや複数部署を経由する必要があり、処理に時間がかかることがあります。

会社に確認すべきポイントは以下のとおりです。

  • 事業主証明欄の記入は完了しているか
  • いつ頃、協会けんぽ・健康保険組合に発送したか
  • 発送方法(郵送・電子申請など)

担当者が多忙で処理が後回しになっていることもあります。振込が遅れて困っている旨を丁寧に伝え、対応を急いでもらえるようお願いしましょう。

なお、退職後に傷病手当金を継続して受給する場合は、会社を経由せずに本人が直接申請する形になります。この場合は、自分で協会けんぽや健康保険組合に提出するため、会社側の処理遅れを心配する必要はありません。

支給決定通知書で振込予定日をチェックする

傷病手当金の審査が完了すると、「支給決定通知書」が届きます。このハガキには、支給が決定した期間、支給金額、振込予定日などが記載されています。振込がいつになるか不安な場合は、この通知書を確認しましょう。

支給決定通知書に記載されている主な内容は以下のとおりです。

  • 支給決定された期間
  • 1日あたりの支給額
  • 支給総額
  • 振込予定日
  • 振込先口座

通知書が届いているにもかかわらず振込がない場合は、振込予定日をまだ迎えていない可能性があります。特に健康保険組合の場合は、毎月10日・20日・末日など決まった日にしか振込を行わないため、審査完了から実際の振込まで数日〜1週間程度のタイムラグが生じることがあります。

支給決定通知書が届かない場合は、以下の可能性が考えられます。

  • 審査がまだ完了していない
  • 書類に不備があり、返送されている
  • 通知書が届く前に振込が完了している(タイミングによる)
  • 郵便事故で届いていない

通知書が届かず、振込も確認できない場合は、協会けんぽや健康保険組合に問い合わせて審査状況を確認しましょう。すでに振込手続きが完了している場合もあるため、念のため口座の入金履歴も確認してみてください。

なお、申請内容に問題があり支給が認められなかった場合は、「不支給決定通知書」が届きます。不支給となった理由が記載されているため、内容を確認し、必要に応じて再申請や不服申立ての手続きを検討しましょう。

まとめ:傷病手当金の支給日を把握し早めの申請で安心の療養生活を

傷病手当金は、病気やケガで働けなくなったときに生活を支えてくれる大切な制度です。本記事で解説したポイントを改めて振り返りましょう。

傷病手当金は、申請しなければ受け取ることができません。療養が必要になったら早めに準備を始め、スムーズな申請を心がけることで、安心して治療に専念できる環境を整えましょう。

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この記事を書いた人

木本旭洋のアバター 木本旭洋 株式会社イールドマーケティング代表取締役

株式会社イールドマーケティング代表。大手広告代理店でアカウントプランナー、スタートアップで広告部門のマネージャーを経験後、2022年に当社を創業。バックオフィス部門も統括。総務、労務にも精通している。

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